病理検査・標本作製
病理組織学的検査や病理標本の作製を単独でも受託しております。
安評センターでは、その設立以来、榎本 眞先生や今井清先生などの日本の毒性病理学の礎を築かれた泰斗自らが毒性病理学者の育成に心血を注いできました。
その系譜は脈々と受け継がれ、現在も、技術顧問の奈良間功先生(日本毒性病理学会名誉会員)の他、日本毒性病理学会認定毒性病理学専門家(D.J.S.T.P.)や日本獣医病理学会認定獣医病理学専門家(D.J.C.V.P.)などの毒性病理学の専門家が在籍しております。
安評センターならば、委託者様の実験サンプル(ホルマリン固定材料、病理組織標本等)をお送りいただければ、最高品質の病理組織学的検査を行い、その後のご相談にも対応致します。
さらに、毒性病理学に関するコンサルティングも行っておりますので、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。







組織標本作製・特殊染色についてはこちらから
委託者様が実施された実験サンプルについて、病理組織標本を作製致します。
ご希望に応じた内容で、切り出し・包埋・薄切・染色を行います。
また、上皮小体・視神経乳頭部・マウス大動脈弁部など、微小部位の標本作製も実施します。
ヘマトキシリン・エオジン染色(H.E.染色)の他、次表のような特殊染色が可能です。
膠原線維 | マッソン・トリクローム染色(MT染色) ワンギーソン染色、ピクロシリウスレッド染色 |
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弾性線維 | エラスティカ・ワンギーソン染色(EVG染色) エラスティカ・マッソン染色(EMT染色) ビクトリア青染色 |
細網線維 | 鍍銀染色(Ag染色) 過ヨウ素酸メセナミン銀染色(PAM染色) |
線維素 | リンタングステン酸ヘマトキシリン染色(PTAH染色) |
多糖類 | 過ヨウ素酸・シッフ反応(PAS反応) アルシアン青染色(ALB染色) アルシアン青-PAS重染色 |
脂肪 | ズダン染色 オイルレッドO染色 |
軟骨 | サフラニンO染色 |
生体内色素 | シュモール反応(消耗性色素:リポフスチン) ホール染色(胆汁色素) フォンタナ・マッソン染色(メラニン色素) |
組織内無機物 | コッサ反応(カルシウム) ベルリン青染色(鉄) |
中枢神経組織 | クリューバー・バレラ染色(KB染色) ルクソールファーストブルー染色(LFB染色) ニッスル染色 ボディアン染色 |
アミロイド | コンゴー赤染色 ダイレクトファーストスカーレット染色(DFS染色) |
内分泌細胞 | グリメリウス染色 アルデヒド・フクシン染色 |
組織内血液細胞 | ギムザ染色 |
組織内病原体 | チール・ネルゼン染色(Z-N染色) レフレル・メチレン青染色 グラム染色 |
また、表以外の特殊染色もご相談承りますので、詳細についてはお気軽にお問い合わせください。
免疫組織化学的染色についてはこちらから
毒性試験での多様な経験を生かして、委託者様のサンプルを用いた免疫組織化学的染色(Ki-67、GST-P、αSMAなど)を受託しております。