遺伝子改変マウス作製受託
本内容は、株式会社トランスジェニックの純粋持株会社移行に伴うグループ内事業再編により、2021年4月より
当社での実施となります。株式会社トランスジェニックでの実施内容を承継して提供しております。
詳細につきましては、こちらをご参照ください。 ![]() |
TOPICS・キャンペーン情報
コンベンショナルノックアウトマウス作製
コンベンショナルノックアウトマウス作製

当社では、コンベンショナル・ノックアウトマウス (完全ノックアウトマウス 、単純ノックアウトマウスともいいます)の作製サービスをご提供いたします。 標的となる遺伝子のエキソンを薬剤耐性遺伝子で置き換えることにより、全身の細胞で標的遺伝子を破壊いたします。 標的遺伝子名をお知らせください。遺伝子情報に基づき、最適なベクター設計をご提案させていただきます。
作業概要・価格
工程 | 作業内容 | 期間 | 価格(税別) |
---|---|---|---|
相同組換えベクターの構築 | 1. 標的遺伝子に関する情報をデータベースにより取得し、デザイン案を作製 2. 相同組換え領域のクローニング 3. クローニング産物と薬剤耐性遺伝子の組み合わせにより、相同組換えベクターを構築 4. スクリーニング条件設定のためのコントロール・ベクターを作製 | 2ヶ月~3ヶ月 | 80万円 |
組換えES細胞株の樹立 | 5. ES細胞株へのエレクトロポレーション 6. 薬剤耐性ESクローンのピックアップ 7. PCRによるスクリーニング 8. PCR解析、Neoプローブによるサザンブロット解析により、相同組換えESクローンを樹立 | 3ヶ月~4ヶ月 | 140万円 |
キメラマウス作製 | 9. 最大3クローンのES細胞を用いて、キメラマウス作製(全てのキメラマウスがES細胞寄与率80%を下回る場合、再作業) | 約3ヶ月 | 70万円 |
ヘテロマウス作製 | 10. 自然交配による生殖系列キメラマウスの同定(ES細胞寄与率上位4匹のキメラマウスを、野生型マウスと交配) 11. F1ヘテロマウスの取得 | 約3ヶ月 | 70万円 |
合計 | ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要です。 | 360万円 |
ご依頼から納品までの流れ
遺伝子改変マウス作製についてお打合わせ
まずお客様がご希望される遺伝子をデータベースで調べます。予想されるタンパク質の機能を完全に破壊するために、最適のエキソンを選びます。またお客様でエキソンにご指定がある場合や複数のエキソンの欠失にも対応可能です。周辺領域のクローニングも当社から提案します。
正式契約

これによって正式に契約が成立します。契約時に秘密保持契約も締結します。安心してご依頼下さい。
遺伝子改変用ベクターの構築
より具体的な案を提示して、ベクター構築に取り掛かります。通常、標的遺伝子の周辺領域はPCRにて増幅しクローニングします。
遺伝子導入から組み換えES細胞を樹立
構築した遺伝子改変用ベクターをエレクトロポレーションによりES細胞に導入します。PCRによる1次スクリーニング、詳細解析、Neoプローブによるサザンブロット解析により、相同組換えES細胞を樹立します。

樹立した組み換えES細胞からマウス作製
樹立した組み換えES細胞よりマウスを作製します。計画通り遺伝子改変用ベクターが挿入されたES細胞(最大3クローン)からキメラマウスを作製します。

形質転換したES細胞が生殖系列へ移行しているかを確認後、ヘテロマウス作製へと進みます。
納品
お客様のご都合に合わせて、当社からマウスを納品します。通常はヘテロマウス2ペアを納品しますが、キメラマウス・ホモ遺伝子改変マウスの納品でも対応可能です。納品前に遺伝子型検出のための解析条件を決定します。
実施施設:神戸研究所
神戸研究所は、2005年の設立以来、株式会社トランスジェニック神戸研究所として、マウス関連事業のご依頼を承ってまいりました。マウスは2012年完成の別棟のSPF実験施設において作製、飼育しています。 |
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