当社は、遺伝子改変動物作製および表現型解析において優れた技術を有する米Deltagen社より、900系統以上のKOマウス、ならびにそれらのうち約650系統のマウスの表現型データの譲渡を受け、販売しております。ファーマコゲノミクスなどゲノム情報に基づいた創薬研究が加速する中で、遺伝子改変動物は、特定遺伝子の機能解析ツール、疾患モデルとして大変有用であり、研究現場において広く活用されています。ターゲットとなる遺伝子をノックアウトして解析するreverse geneticsだけでなく、表現型データからターゲット探索を行うアプローチも可能です。

作製済
KOマウス
(DeltaOne)

作製済KOマウス(DeltaOne)の提供について

米国Deltagen社で作製された900系統以上のKOマウス(DeltaOne)を提供いたします。
当社では、ご希望のマウス系統を当該マウスの「使用権」として販売しております。その際、原則として、ヘテロ接合体マウスのブリーディングペア(オスメス2匹ずつ)を提供いたします。使用権には期限はなく、ご購入後は自由に繁殖していただいて構いません。ただし、第三者への再販、譲渡はご遠慮ください。また、途中でコロニーが途絶えてしまった場合には、マウス個体を再度入手いただけます。ただし、個体復元費用は別途となります。

KOマウス系統一覧(917系統)

特長

  1. 01

    GPCR(Gタンパク質共役受容体)、イオンチャンネル、トランスポーター、プロテアーゼ関連遺伝子など創薬ターゲットとなる可能性の高い遺伝子を中心にラインアップされています。

  2. 02

    ゲノム編集ではなく、長年の実績が蓄積されているES細胞における相同組換え法を用いて作製されています。

  3. 03

    ご発注から約3ヵ月でヘテロ接合体KOマウスを納品いたします。

表現型データベース
(DeltaBase)

提供可能なKOマウスのうち約650系統について各種表現型解析をデータベース化した情報(DeltaBase)で、ターゲット遺伝子の同定・バリデーション、創薬研究の効率化に大変有用です。

表現型データ提供可能系統一覧(656系統)

表現型データベース(DeltaBase) イメージ

特長

  1. 01

    解析サマリー及び病理組織学的、生理学的、行動試験、遺伝子発現、胚性致死性、生殖能力など様々な解析結果を提供いたします(試験項目は系統により異なるものもあります)。

  2. 02

    個別系統 ~ 全ての系統のデータまでご要望に応じたセットで販売いたします。

価格

製品

KOマウス1系統

内容
  • ヘテロ接合体マウス オス2匹メス2匹
  • 表現型データ
価格(税別)

100万円

製品

KOマウス1系統

内容

ヘテロ接合体マウス オス2匹メス2匹

価格(税別)

90万円

製品

表現型データ

内容

1系統

価格(税別)

10万円

製品

表現型データ

内容

656系統(ハードディスク)

価格(税別)

200万円

製品 内容 価格(税別)
KOマウス1系統
  • ヘテロ接合体マウス オス2匹メス2匹
  • 表現型データ
100万円
ヘテロ接合体マウス オス2匹メス2匹 90万円
表現型データ 1系統 10万円
656系統(ハードディスク) 200万円
  • ※ 生体マウス納品にかかる輸送費、必要な場合の追加微生物検査費用は別途となります。
  • ※ ホモ接合体マウス作製用交配、増産も承りますので、ご相談ください。
  • ※ 生体マウスは使用権としての販売です。

KOマウス提供
サービス比較

破壊遺伝子

ランダムに破壊された遺伝子
(約700遺伝子)

作製方法

可変型遺伝子トラップ法

使用ES細胞

TT2(B6×CBA)

納期

マウス:約3ヶ月

権利関係

使用権許諾

破壊遺伝子

ご希望の遺伝子

作製方法

ジーンターゲッティング法あるいはCRISPR/Cas9によるゲノム編集

使用ES細胞

RENKA株(C57BL/6N由来)(CRISPR/Cas9の場合は別系統の受精卵を用いることも可能です。)

納期

マウス:約1年※1
(F1ヘテロマウス作業まで)

権利関係

お客様に帰属

DeltaOne™(作製済KOマウス・
表現型データベース)
破壊遺伝子

創薬ターゲットとして有用性が高いと考えられる遺伝子
(約900遺伝子)

作製方法

ジーンターゲッティング法

使用ES細胞

129由来

納期

マウス:約3ヶ月

権利関係

使用権許諾

TG Resource Bank® ノックアウトマウス
作製受託
DeltaOne™(作製済KOマウス・
表現型データベース)
破壊遺伝子 ランダムに破壊された遺伝子
(約700遺伝子)
ご希望の遺伝子 創薬ターゲットとして有用性が高いと考えられる遺伝子
(約900遺伝子)
作製方法 可変型遺伝子トラップ法 ジーンターゲッティング法あるいはCRISPR/Cas9によるゲノム編集 ジーンターゲッティング法
使用ES細胞 TT2(B6×CBA) RENKA株(C57BL/6N由来)(CRISPR/Cas9の場合は別系統の受精卵を用いることも可能です。) 129由来
納期 マウス:約3ヶ月 マウス:約1年※1
(F1ヘテロマウス作業まで)
マウス:約3ヶ月
権利関係 使用権許諾 お客様に帰属 使用権許諾
  • ※1 CRISPR/Cas9による受精卵インジェクションの場合、約9か月となります。
  • ※ 各サービスの詳細はお問い合わせください。